脳神経外科

概要

昭和47年6月に開設、脳神経外科疾患の手術、治療に対応しています。
脳卒中においては日本脳卒中学会の一次脳卒中センター(Primary Stroke Center, PSC)認定施設として、急性期治療から回復期リハビリテーションまで途切れのないシームレスな治療を提供しています。また、岳北消防本部とも密に連携し、地域の脳卒中についての啓発活動、治療体制の充実に努めています。
非常勤医師も含めて月・火・水・金曜日に一般外来診療、第1・3・5月曜日午前、火曜日午後、金曜日午前に頭痛外来を行っています。脳卒中や外傷など救急疾患には随時対応しています。

主な診療内容

取り扱う疾患は脳血管障害(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)、脳腫瘍、頭部外傷、頭痛など脳神経外科全般です。耳鼻咽喉科、形成外科の常勤医師がいないため、めまい、顔面外傷、不随意運動などの初期治療にも対応しています。
外科治療では、神経内視鏡を駆使し、可能な限り負担の少ない低侵襲な方法で行います。脳卒中後の痙性に対してはボトックス治療も提供しています。そのほか、眼瞼けいれん、片側顔面けいれんに対してもボトックス治療を提供しています。
また、専門外来として、火曜日午後に頭痛外来を設置しています。適切な頭痛診断に基づき、頭痛の予防方法や対処法などをお伝えしています。予防医療では、日本脳ドック学会認定施設として脳ドックを提供しています。


当院では高性能のCT、MRIが稼働しており、それらを駆使し、迅速な診断を提供し、適切な地域医療を提供すべく努力していますが、放射線治療と脳血管内手術の設備が整っていないため、必要な場合は速やかに近隣の連携施設へ紹介しています。

飯山赤十字病院公開講座

診療実績

令和5年度
単位:人数
入院新患者数 入院患者延人数 外来新患者数 外来患者延人数
令和5 年度 238 人 8,630 人 420 人 5,170 人

手術実績

令和5年度
(単位:件数)
名称 外来件数 入院件数
創傷処理(筋肉、臓器に達しないもの・長径 5cm未満) 31 5
創傷処理(筋肉、臓器に達しないもの・長径 5cm以上10cm未満) 6 5
創傷処理(筋肉、臓器に達しないもの・長径10cm以上・真皮縫合) 1 0
創傷処理(筋肉、臓器に達するもの・長径 5cm未満) 2 1
創傷処理(筋肉、臓器に達するもの・長径 5cm以上10cm未満) 3 1
創傷処理(筋肉、臓器に達するもの・長径10cm以上)(その他) 0 1
内視鏡下脳内血腫除去術 0 2
皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径 2cm以上 4cm未満) 0 1
慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 0 16
合計 43 32

一般社団法人日本脳神経外科学会データベース研究事業 (Japan Neurosurgical Database:JND)研究に対するご協力のお願い

この研究では、飯山赤十字病院脳神経外科に、入院されている患者さん全てを対象とさせていただく予定です。手術や検査など、通常の診療で行われる脳神経外科医療の情報を用いて実施しております。
詳しくは下記をご覧ください。

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