地域の皆様へ
この度、令和7年4月1日付けで飯山赤十字病院の院長に就任いたしました。前任の岩澤幹直先生のご尽力により、当院は地域医療に多大な貢献を果たしてまいりました。その歩みを引き継ぎ、さらに発展させるべく、全力を尽くす所存です。
私は長野市の出身で、昭和61年に金沢大学を卒業し、信州大学第一内科に入局いたしました。平成5年より長野赤十字病院に赴任し、以後同院で呼吸器内科医として勤務してまいりました。令和5年からは同院副院長を拝命し、薬剤部長・感染管理室長・がん治療センター長などを兼任しておりました。
これからは飯山赤十字病院の院長として、赤十字病院としての使命を胸に岳北地域の医療に貢献し、地域の皆様を大切にする病院づくりに邁進してまいります。
当院の理念と基本方針
当院は、日本赤十字社の「人道・博愛の赤十字精神」という基本理念に基づき、患者さん中心の地域医療を実践してまいりました。具体的な基本方針として、以下を掲げております:
総合的な医療提供体制
当院は急性期から回復期、慢性期までの幅広い機能を持つ「ケアミックス型病院」として、患者さんの病状に応じた継続的な医療を提供しています。自宅での日常生活が可能な状態まで回復するよう入院治療を行い、退院後の在宅療養支援も実施しております。
また、急な発熱や体調不良、ケガに対応するため、24時間365日体制で救急医療を提供しております。夜間や休日でも、MRI・CTなどの専門的な検査ができる体制を整え、安心して医療を受けられる環境をご用意しています。
2016年9月に開設した消化器センターでは、消化器内科と消化器外科が連携し、消化器疾患の診療を安全かつ効率的に行っています。内視鏡検査による早期がんの発見と治療に注力し、経鼻内視鏡スコープを用いた苦痛の少ない検査も実施しております。
災害救護活動
当院は赤十字病院として、災害時には迅速かつ的確な救護活動を行う使命を担っております。日頃から訓練を重ね、いざという時に地域の皆様を守る準備を整えています。
今後の取り組み
現在の医療環境は厳しさを増しておりますが、地域の診療所の先生方や自治体との密接な協力関係を構築し、地域の皆様に最善の医療を提供することが私たちの使命です。
在宅医療と予防医療の推進
高齢化が進む中で、在宅医療や予防医療の重要性も高まっています。訪問診療や訪問看護を通じて、住み慣れた地域で安心して生活できるよう支援するとともに、健康教育や検診活動を通じて、疾病の予防や早期発見にも力を入れてまいります。
働きがいのある職場環境の創出
職員一人ひとりが専門性を発揮し、チーム医療を推進できる明るく働きがいのある職場環境を整備します。そして、患者さんに質の高い最適な医療を提供できるよう努めてまいります。
おわりに
地域医療の中核を担う病院として、皆様の健康と安心を守るため、職員一同、一丸となって取り組んでまいります。今後とも、地域の皆様のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。