頭痛は頻度が非常に高い病気で、日本における片頭痛の有病率は8.4%、患者数は800万人に及ぶと報告されています。しかし、大多数の人は、「頭痛くらいで・・・」という思いから病院には受診せず、市販薬を服薬して人知れず、“頭痛”に悩まされ、「頭痛難民」となっている可能性があります。さらに、片頭痛は20~50歳代の勤労世代に多く、日常生活に支障を来たし、頭痛による経済的損失が大きな社会的問題となっています。
片頭痛の治療は発作時の治療と予防療法に分類されますが、これまでの予防療法で十分な効果が得られる患者さんは少数でした。そのような中、片頭痛の病態に基づいた画期的な新薬(CGRP抗体薬)が開発され、認可されました。これらの薬剤は早期に頭痛発作を減らすことができますが、専門的診療が必要です。
頭痛の治療はまず危険な頭痛である、くも膜下出血、椎骨動脈解離(解離性脳動脈瘤)、脳腫瘍、慢性硬膜下血腫、頭部外傷、脳炎、髄膜炎など2次性頭痛を除外します。その後、頭痛の適切な診断、治療を行い、うまく頭痛と付き合えるようにお手伝いします。
令和5年10月から火曜日・金曜日に加え、月曜日も診療いたします。受付時間が異なりますのでご注意ください。混雑を避けるため予約することをお勧めします。また、受診をご希望の方につきましては、「慢性頭痛問診票」「頭痛があるとき・頭痛がないときチェックシート」「頭痛の支障度(MIDAS)」の3点(下部、添付ファイルを参照ください)を事前にご記入の上、ご持参いただきますと、スムーズに受診が可能となりますのでご検討ください。
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 |
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第1・3・5のみ 〔受付〕 8:30~10:30 〔診療時間〕 10:00~11:30 | 〔受付〕 13:30~15:00 〔診療時間〕 14:00~16:30 | 診療なし | 診療なし | 〔受付〕 8:30~10:30 〔診療時間〕 10:00~11:00 |